(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

ユーコンで歴史を学ぶ

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今日は午前中に少し雨が降ったようです。

仕事中に窓から地面が濡れているのを確認しただけだったので、帰ってきてから夫に聞くと2時間ほど降っていたとのこと。

 

しかも、ヒョウも降ったみたいです。
ブログ用にとわざわざ撮っておいてくれました。
 
f:id:YukonWhitehorse:20180526144940j:image
 
 
 
先日、日系人の歴史を学ぶ会に参加してきました。
 
ポイントは第二次世界大戦時に起きた日本人への人種差別。
 
第二次世界大戦が始まった時カナダに住んでいた日系人はみんな、ビジネスや土地、財産など全てを没収された上に強制収容されました。
カナダの市民権を持ちカナダに長年住んでいる人や、その二世三世も例外なくです。
 
その後、これは明らかな人種差別であり民主主義であるカナダの倫理に反する
という事でリドレス運動が始まり、遂にカナダはこの件に関して謝罪をしました。
 
かなり大雑把な説明なので気になる方は是非ご自分で調べてみてくださいね。
 
 

 

 
 
今回この歴史を教えてくれた方が、なぜ歴史を学ぶ必要があるのかという事を会の最初に言っていました。
 
それは、歴史を学ぶ事で、過去に犯した過ちを繰り返さないためだというものでした。
 
大人の教養(常識?)として歴史を把握している事は大事だけど、実用的ではないというか
自分にはあまり意味のないものだと思っていたので、この言葉でようやく納得できたというか、歴史を学ぶ大切さにようやく気づけました。
 
 
そして、参加者の話を聞いていて教育がとても大事だという事も感じました。
 
日本だけでなく、同じ過ちを犯そうとしている(犯した)国はたくさんあって、それは歴史から学ぶ事の大切さをきちんと教育できていない事、また
正しい(自分の国贔屓でない)歴史を学べる環境が整っていない事が大きな要因なのかなと思いました。
 
 
 
今回日系人の歴史を学んだ事で、改めて自分が日本人である事を認識しました。
もちろん日本で生まれ育っているし国籍からなにから純国産なのですが、正直自分が日本人だという意識がないというか
日本を背負って何かをした事もないので、誇りもプライドも無い気がします。
 
何と言うかたまたま日本という国に住んでいる人たちが日本人なだけというか。
なので良くも悪くも日本人である事への誇りやプライドが全くありません。
映画などで見る戦時中の若者は国の為に自分の命を差し出していたのに、私にはそんな気持ち微塵もない。。
 
話が変な方向に行きそうなので、
談話の中で宮沢賢治の言葉をシェアしてもらったのでおすそ分け(←使い方間違ってる?)します。
 
”世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない”
 
私は個人の幸せがあってこそ世界が幸せになると思っています。
ですが例えば私がそう思って自分の幸せの為に自分の周りの人を幸せにしても、他の私以外の全員が同じ事を思い行動しないと、世界全体が幸福になる事はあり得ない
という事ですかね。
 
私は私のすぐそばにいる人を幸せにして、自分は幸せだと感じているかもしれないけれど、実はそれはまだまだ最高の(本当の)幸せではないのかもしれません♪
 
 
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実は今回の記事は記念すべき100個目の記事でした!
なんだかんだ続けてこられて嬉しいです。
 
最初から見てくださっている方も、移民やユーコンというワードでこのブログに辿りついてくださった方も
本当にありがとうございます。
 
100記事書いてみて改めて…思いや考えを文章にするのはとっても難しい!と体感しています。
母国語なのにっ。
 
今後も拙い日本語頻発の予定ですが、少しでもユーコン生活が垣間見えるリアルな感情や情報をシェアしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします♪